白石 真由美(しらいし まゆみ)

 

お引き渡しの際、お客さまの笑顔を見るのは何よりの喜びですが、
その後のお客さまのお子さまの成長も大きな楽しみです。

 

001【氏名】白石 真由美 (しらいし まゆみ)
【ニックネーム】まゆみさん まゆみちゃん
【誕生日】12月4日生まれ(いて座)
【血液型】A型
【出身】中野生まれ、幸手育ち
【資格・特技】
福祉住環境コーディネーター2級 福祉用具専門相談員
宅地建物取扱主任者 幼稚園教諭 書道師範免状
【趣味・お休みの日の過ごし方】
小学校2年生のときから書道を習っています。休日は
もっぱら書を書いているか、美術館などで平安時代の
有名な書を見に行ったりしています。
時には京都や奈良まで足を運ぶことも。
すでに趣味の範囲を超えているかもしれません。

 

 

■仕事内容を教えてください

 

毎月お客さまにお届けしている情報誌『住まいの瓦版』の編集、イベントの企画・運営、ご案内チラシの作成、
ホームページの運用など、広報全般に関わる業務を担当しています。

 

ほかにもケアリフォームの打合せや、お客さまと一緒にショールームに行き、
キッチンやお風呂などの設備を選んだり、カーテンや壁紙などの内装を決める
お手伝いもしています。

 

会社の金庫番も大事な仕事のひとつです。

 

■この会社に入った理由はなんですか?

 

思い返せば、結婚前からお客さまへお送りするバースデーカードやクリスマスカードの制作を手伝っていました。
当時は「プリントゴッコ」で一枚、一枚、刷っていたんです。
もともと短大で幼児教育を学び、幼稚園の先生や卒業アルバムを作るカメラ屋さんの仕事などをしていたので、
そういうものを作るのがわりと得意だったせいもあるかもしれません。

 

結婚後も、その流れの延長で家業を手伝うようになり、最初は週4日勤務で、情報誌『住まいの瓦版』を作ったり、年賀状を作ったり、チラシやパンフレットを作るのが主な仕事でした。

 

そのうち経理も任されるようになり、お客さまとの打合せもするようになり、気がついたら今に至る……
という感じです。

 

■「この仕事、やっててよかった!」と思う瞬間は?

 

IMGP1064お仕事を通していただいたご縁がきっかけで、
親戚のように親しくおつき合いできるお客さまが
増えたことです。

 

新築やリフォームのお引き渡しの際、お客さまの笑顔を見るのは何よりの喜びですが、その後のお客さまの
お子さまの成長も大きな楽しみです。

 

街で会っても「こんにちは! お買い物ですか?」
なんて声をかけられたり、そんな些細なやりとりが
できることも嬉しいです。

 

障がいをお持ちのお子さんがいらっしゃるUさまには、
「子どものことをわかってくれているので、友の会やイベントなどにも気兼ねなく出かけることができる」と
言われたことも、嬉しいことのひとつです。

 

ほかにも、障がいをお持ちのお子さんがいる別のお宅の打合せで、
「子どもが這って移動するので膝が痛くなってしまうのだけど、膝当てを嫌がるので困っている」という
話を聞き、「部屋着のズボンの膝にクッションを縫いつけたら?」とご提案したら、
「それいいね!」と喜んでいただいたこともありました。

 

こういった女性ならではの視点、小さなことでも力になれることが、やりがいに繋がっています。
障がいがあってもなくても「家族がどうしたいのか?」という基本は同じ。
建築からのアプローチだけでなく、福祉の方からの視点、こんな道具を使うといいなどの
アドバイスもできるようになりました。
福祉の勉強をしておいて良かったなと思う瞬間です。

 

また脳梗塞で倒れたKさまは、訪問したときに話す言葉がよく聞き取れず、
奥さまに間に入っていただいていましたが、その後回復され、
お電話でお話できるようになったときは私も感無量でした。

 

■今の仕事で大変だったこと・気をつけていることは?

 

IMGP1062以前、埼玉県の事業で、日高の山に植樹をし、
5年間森を育てる活動をしたことがありました。

 

植樹のときは多くの方が参加してくださったのですが、草刈りになったら全く人が集まらず、少ない人数で
苦労しながら、定期的に草刈りに通いました。草刈りに参加し苦労を共にしてくださったメンバーは、今でも親しくさせていただいているお客さまばかりです。

 

あとは、義母が体調を崩して入院し、代わりに経理を
任されたときは、いま思うと大変だったと思います。

 

義母は病名を知らずにいたので、仕事の引き継ぎなどわからないことを訊ねることができませんでした。
税理士さんに来てもらって、普段の3倍くらいの時間をかけて経理をやりくりしました。

 

昼間は仕事をしながら、夜は交代で義母の病室に付き添う日々。
洗濯や家族の食事も作っていたので、ほとんど寝ていませんでした。
義母が亡くなった日と経理の支払い日が重なってしまったのですが、
親戚から「信用に関わるから支払いは遅れてはいけない」と言われ、
葬儀の前日にどうにか支払いを済ませました。

 

そのときはとにかく必死だったので、大変だと思う余裕もなかったのですが、
義母の葬儀に来て下さった業者さんに「痩せたね」と言われたり、いま思えば大変だったのだと思います。

 

家族経営なので、仕事とプライベートの区切りがないのもちょっとした悩みです。
休日に東京の百貨店にお買い物に行こうと出かけたはずが、
「あそこのショールームが見たい!」と社長が言い出し、結局は仕事がらみになってしまいます。
私も「家では仕事の話はしないで」と言っておきながら、「今度のイベントのことなんだけど」なんて、
うっかり仕事の話をしてしまいます(笑)

 

■社内で「これをやらせたら右に出るものはいない」ことはなんですか?

 

いろいろありますが……

・宛名書きと情報誌の封入、シール貼りのスピード。
書道師範なので宛名書きはよく頼まれます。
昔は上棟式の弊串や柱に書くお施主さまのお名前も私が書いていました。

 

・文章を書くこと。
子どもの頃から作文が得意で何度か賞をとったこともあり、今でも文章を書くのは好きです。
移動の電車や一休みしているカフェなどで、フッと情報誌のコラムの文章が浮かんできたりします。

 

・子どもと仲良くなること。
前職の強みか「ウチの子、人見知りなんです」というお子さんとも、すぐに仲良くなれます。
以前、母の知人のお宅の新築をやらせていただいたとき、
初めて会ったお孫さんと、ショールームにご一緒するうちに自然と仲良くなりました。
今では娘さんとお孫さん揃って、私と同じ書道教室に通う仲になりました。
大人と子どもはお稽古の時間が違うため、お孫さんが「まゆみちゃん、お習字にいないじゃないか!」と
言っていたと聞いて、ちょっと嬉しくなりました。

 

■今後、仕事(もしくはプライベート)で実現したい夢は?

 

会社のフリースペースで、お客さまと一緒にわいわいガヤガヤお茶を飲みながらできるような
サークル活動を展開していきたいです。
私が書道を教えたり、お客さまが特技を生かして先生になったりと、立場を越えて交流できる場にしたいですね。
お客さまがフラッと気軽に立ち寄れて、地域の皆さんが集まる会社にしたいです。

 

毎年欠かさず社長と伊勢神宮へ参拝しているのですが、次の式年遷宮のときには御垣内参拝に参列するのが
秘かな夢です。