蓮田市M様邸:最終的に決めた理由は白石さんの“信用力”

新 築

 

【Mさまご一家】ご主人、奥さま、
【営業担当】 白石 充
【所在地】 埼玉県蓮田市
【完成引き渡し年月日】平成31年
【インタビュアー】白石 充
ご主人= 奥さま=  白石=

 

白:今日はよろしくお願いします。早速ですが、家づくりを考え始めたキッカケは何でしたか?

:はい。95歳になるおじいちゃんと同居しているので、おじいちゃんの負荷のかからないかたちを考えていました。また、私と家内が、音楽関係の仕事をやっているので居間にグランドピアノを置きたいという希望がありました。

 

白:そうでしたね。

 

:はい。そういったことを踏まえると、ピアノを置ける広い居間。そしておじいちゃんのことを考えたら居住しながらのリフォームは難しい…。であれば、新築か、中古住宅を購入してリフォームしかないという考えにいたりました。

 

:で、築20年のこのお家を不動産屋さんに案内されたんですね。

 

:はい、神様のおぼしめしというか(笑)。ここを見た瞬間、とにかく居間はもちろん、間取りもとっても広くて「これはいいね!」ってなったんだよね。

 

白:そして中古住宅を全面リフォームすることにしたのですね。

 

:そう、施工してくれる会社を色々見たり、聞いたり、情報を集めました。それこそ大手さんの会社もあれば、白石さんより小さな会社だってある。最初、色々あって白石さんとは違う工務店さんに連絡しちゃったんですよ。でもその会社さんの対応というかそういうものを見聞きして、ちょっとご縁がないのかな。って思いました。最終的に白石工務店に決めた理由は、学生時代からの知り合いのススメでしたね。

 

白:弊社で工事させて頂いた春日部にお住いのお客様ですね。

 

:ええ。知り合いっていうか頭の上がらない先輩ですね。で、当然私も素人ですから最初その先輩に聞いちゃったんですよ。「オススメするってことは白石さんは安いんですか?」って(笑)。そしたら、「おめぇな、そういうことじゃねぇんだよ。モノには正当な値段ってもんがあるんだ。安くても変な施工や欠陥があったらいやだろ?白石工務店なら間違いないよ」ってちょっと怒られました(笑)。でもたしかにそうだなと納得したんですよ。安い高いも大切だけど、しっかりとした施工で正当な価格であれば何も問題ないなと。でもまだ、白石さん自身にお目にかかってないので、家内は半信半疑だったんですけど(笑)。

 

:(笑)

 

白:それは仕方ないですよ(笑)

 

 

:でも、大手の会社でも、地元の小さな会社でも善し悪しがあると思うんです。

そんな中で最終的に白石工務店に決めた理由としては、“信用力”ですね。

 

:そうね。何でも相談できて聞いてくれたから。

:うん。社長さんをはじめ、この方たちなら家づくりに於いて、最後まで私たちの話を聞いてくれるだろうと感じたんです。別に大手さんのこと悪く言うわけではないんですが、どうしても規格の住宅をおすすめされてしまう傾向があると思うんです。「設備は安いからコレがオススメですよ」「それはこの仕様なんでここまでしか出来ません」といったかたちで…。もちろん大手さんの良い所もいっぱいあるとは思うんですが、それが果たして私たち家族の家づくりに合っているかどうかって考えた時に白石工務店にいきつきましたね。

 

白:そういった経緯があったんですね。選んでいただきありがとうございます。

 

:実際、打ち合わせ等でも、白石さんからは無理強いのような押し付けが一切なかったですよ。設備や内装、建材を決める際も「コレもありますし、アレもありますし、あとコレも」って何点か提案してくださいましたよね。最終的には自分たちで決めるというかたちですね。もちろん任せっぱなしじゃないし、自分も勉強しないといけないので、大変なんですが、一緒に作っている感覚になっていくんですよ。「あー、出来上がったんだ。ありがとう」ではなく、過程が全く違うんです。白石さんに手伝ってもらいながら、“自分たちでリフォーム”をやったっていう感覚ですね。それは家内もそうだと思いますよ。

 

:うん。キッチンから壁紙、床材から、コンセントの位置までお話をしていただいて…。

 

白:そこまで仰っていただいてありがとうございます。

 

:白石さんの場合は勝手に決めちゃうことがないんですよ。水道の蛇口一つから、タオル掛け一つを選ぶことも、聞いてくれたので、そういう会社柄なんでしょうね。お付き合いしていく中で、こういう仕事ってあるんだなって感心しました。お人柄も含めてね。

 

白:ありがとうございます。でも、奥様は会うまでは心配だったんですよね(笑)。

 

:はい(笑)。会う前だけですよ。大丈夫なのかな~って。でもお会いして間違いないなと確信しましたよ。一時期は、大きなお金をかけて、そんなに変わらないのであれば、自分たちができる範囲だけで簡単なリフォームでもいいのかなって。

 

:そう。そんなことも考えたよね。もともとうちは古いものを大切に使うっていう傾向があって、テレビも洗濯機もバイクも…(笑)。「買い替えようか」って話になっても息子が「まだ使えるじゃん!」って(笑)。だから今回、結婚してはじめて家具・設備を一式交換したのかもね。

 

白:そうだったんですね。では、実際に住み始めて、「こうすればよかった」ということはありますか?

 

:…ないね。。。

 

:うん…ないね。

白:お風呂に関しては増築も検討しましたね。

 

:はい。そこも含めて現状の大きさ(1坪)で満足していますよ。あっ!あと、トイレ行く上での手摺だね。おじいちゃんが「手摺いいね。この位置じゃないと力が入らないんだよ」って私の視点では気づかない部分も、白石さんは経験上配慮してくださったんですよね。介護の部分では、安心できるっていうのはいいね。家内が頑張ってくれてますが、ホントに自分の父と義理の父の介護するのは全く違うでしょうからね。

 

奥:ちょっと脱線してるよ(笑)。

 

:うん(笑)。とにかく、もうまとめると120%満足(笑)。

 

:ホントそう(笑)。強いて言うなら猫がいるんで毛が抜けるので、掃除が大変(笑)。

 

白:広いですからね(笑)。

 

:それは後天的な話でしょ?(笑)

 

全員:あはは(笑)。

 

白:私としては、心配していたのが音漏れです。ピアノは結構弾かれますよね。音漏れは大丈夫ですか?

:ないです。全然大丈夫ですね。もともと前の家主さんがここでコンサートするくらいの防音環境ですし、問題ないですよ。

 

白:そうですか。もし音漏れが気になるのであれば、後々、内窓をご提案しようかと思ったんですが、良かったです。

 

:よっぽど開けっ放しで、ガンガン弾かない限りは音漏れはしませんよ。

 

:あと前の家に比べて、風が良く通るんですよ。玄関と北側の窓を開けると気持ちのいい風が入りますよ。

 

白:玄関ドアも一生懸命考えましたもんね。(※玄関ドアが一部採風になる形状)

 

:この前おじいちゃんの訪問看護の方に「このドア良いわね」って褒められました。

 

白:何よりです。昔と違って、メーカーさんも完成イメージを3Dやパースで出してくれるようになってわかりやすくなりましたからね。ご想像と相違がなくて良かったです。

 

:考えている最中は、ホント楽しかったね。

 

白:ありがとうございます。施工中の職人さんや、弊社スタッフのイメージはいかがでしたか?

 

:うーん。一緒にいなかったので、施工はほとんどお任せする感じだったので。でも、たまに見に来た時にじゃまにならないようにしていました。一番よくお話ししたのは電気屋さんでしたね。全部屋にLEDとネットを引いてもらいたいと希望をお伝えしました。ネット環境の工事も含め、4K、5Kのテレビ対応も完璧。私も電気屋さんの知り合いが何人かいますが、あれほどの知識量を持つ方はなかなかいないですよ。

 

白:好きなんでしょうね。電気に関する話のレベルが高すぎて私もついていけない時があります(笑)。

 

:でも大きな身体で高い所が苦手なんですよね。それがおもしろくて(笑)。

 

:あとは、工事に関しては、皆さん「早い」ですね。以前住んだマンション、桜台の一軒家、どちらでも簡単なリフォームをした経験はあるのですが、そんな経験を踏まえても当時お願いした業者さんより早くて、丁寧でした。

 

白:パートナー会社の皆さんも喜びます。ありがとうございます。

 

最後の質問です。白石工務店にはどんなお客様が合いそうですか?

 

:そうですね…。質問に対しては、逆の回答なるかもしれないけど、お客さんの中にも色々な方がいる中で、「いや、白石さんテキトーでいいよ。お金だけだすから」って方にとっては理想の業者さんじゃないかもね。私が考えるのは、しっかり住まいに対してこだわりを持った方にはうってつけの会社っていうことかな。

白:たしかにそうかもしれませんね。最終的に私たちは作品をつくるわけではないので、どうしてもお客様とコミュニケーションは必要になりますね。例えば、Mさんと何十年とお付き合いして、お酒も飲む機会もあって、毎週のように奥様とも面識があれば、M様ご家族の趣味嗜好がある程度わかるかもしれませんが、やっぱり出会ったばかりではわからないので、希望やイメージは必ずお聞きしますし、選んでいただく形をとっています。このお家でも奥様から、「キッチンとリビングの床材は分けたい」というご相談がありましたよね。その時、私としては、同じ床材のほうが統一感があっていいような気がしましたが、最終的に使うのは私ではないので、そこは奥様のご希望を優先させて頂きました。

 

これは少し余談ですが、協力業者さんはみんな一生懸命やってくれているんですよ。今回の工事で、電気屋さんが私の提案とはちょっと違う形で、エコカラットの貼り方をM様の許可を頂いた上で、提案してくれましたよね。協力業者会の時などに作業スタッフに話をしているのですが、言われたことをやるだけではなく、考えて、お客様とコミュニケーションをとってご希望を叶えてくれれば、自分の指示よりお客様との打ち合わせを優先してOKだよと。

 

:なるほどね。

 

白:ただ、一つだけみんなにお願いしています。それは「ウソだけはつかないでくれ」と。例えば、少し施工を失敗して報告しないままそのまま終えてしまった場合、そのお客様が、数年後に別の工事をご依頼いただいたら、もう一度行く際に人として辛くないか?って。だから失敗やミスは仕方ないからウソだけつかないようにお願いしています。

 

:すごいですね。そういう姿勢が現場にも出ているんですね。

 

白:ありがとうございます。むしろ、お引渡しが完了したから終わりではないんです。責任と見守りたいという気持ちはずっとありますから。なので、住まいの不具合や気になる箇所があれば、早い段階で言ってくださいね。「これぐらいならまだ大丈夫だろう」と放置される方もいらっしゃるんですが、いざ連絡頂いた段階では、「もう少し早く連絡いただければここまでひどくならなかったのに…」っていうことはたまにあるんです。

 

:お家の病気みたいなもんですね。ほっておくとひどくなるから早い段階で見てもらった方がいいと。

 

白:そういうことです。

 

:逆に聞いてみたいことがあります。今後、白石工務店さんはどんな会社なっていくイメージなんですか? 普段の言動やブログ等々を見聞きしていると、「大きい会社になるぞ!」「自社ビルを建てるぞ!」っていうイメージは正直受けないですよね(苦笑)。

 

白:わかりませんよ。数年後には六本木あたりに(笑)。っていうのは冗談ですが、根底にあるのは、“地元の方の力になりたい”“地元の方を応援できればいい”という想いです。だから“いい意味で何でもできる、地元の人に貢献できる”ような会社を目指しています。

 

:そうなんですか。

白:はい。最近ウチの女性スタッフがタイムカード押してから、近隣の高齢の方の買い物のお手伝い等をやっていたらしんですよ。その話を後から私も聞いて、「ついでだから、タイムカード押さずに仕事の扱いで行っていいよ」と、地域の方が困ってることなら白石工務店にとってはやるべきことだなと感じています。

 

:そうですか。商売ありきでそういうことをやるのはどうかなって思いますが、そういう純粋な思いでやられるのはいいですよね。

 

白:はい。ですが、ベースはしっかりしていないといけないとは思っています。建築屋さんとしてできないといけないこと、最低限のことはクリアしながら、ハード面ではなくソフト面で充実させていきたいですね。弊社は安さをウリにしている会社ではありません。工事後のアフターフォローをきちんと行うとか、絶対やりっぱなしにしたくないんです。たまにお客様から「近所だし、これからも頼むから、うちだけは安くして」と言われることがありますが、お断りしています。その理由は、まずは私達にとっては、適正な価格と判断して行っています。そして、その価格で、近隣の皆様は工事をしているのに、一軒だけを安くすることはできないという理由です。

 

:値段の話ね。いや、今日ね、そのこと聞かれるかな~って思ってたんです(笑)。高かったっですか? 安かったですか?って。私の答えとしては、“納得のいく金額”だったんですよ。安いとも、高いとも思わない。要は“適正価格”だったんだろうな。と、だから安くしてもらおうとも思わなかった。

 

白:ありがとうございます。基本的には値引きはしませんね。他社さんで見聞きするような「今ご契約していただけるなら10万円引きます!」っていう話があるじゃないですか? 「その値引きの根拠は何だよ」と思うんですよ(笑)。やっぱりおかしいじゃないですか。そういった見積書を見ると一式工事になっていて、細かいことはこの中でどういう工事されてるのかわからないって…。

 

:うんうん。そうですよね。

 

白:ちょっと話が脱線しちゃいました。すいません(笑)。とにかく地元の人に貢献できる”ような会社を目指しています。長時間にわたってありがとうございました。インタビューは以上となります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

:こちらこそ素晴らしい家を一緒に建てていただきありがとうございます。

 

:また何かあったらよろしくお願いします。