代表あいさつ

こんにちは、株式会社白石工務店代表の串田です。

弊社は、祖父が創業し、その後父、兄が継承。
2023年12月、兄である白石充から代表を引き継ぎました。

創業から40年以上が経ちます。
時代は目まぐるしく変わっていきますが、私たちは「地元の方から頼られる工務店を目指す」という、信念は変わらず仕事をしてきました。

おかげさまで、家族親族で始まった白石工務店ですが頼もしいスタッフが増え、そのサービスの範囲も増やすことが出来たことは、ひとえに地元のお客様のおかげです。

私たち白石工務店は、
幸手市・久喜市を中心とした地域(千塚、香日向、桜田、南栗橋)で、
今まで大切にしてきた住まいの年数が経過し、これからの暮らしや家族との生活を考え始め、家族みんなが笑顔になれる暮らしを望みながらもその方法がわからないと悩んでいる人たちのために、親身にお話をお伺いする女性スタッフ、柔軟な対応を得意とする社員大工、経験豊富なプランナーが、健常者や高齢者、障がい者やそのご家族が毎日元気に楽しく快適に暮らせる住まいを愛とやさしさで提案し、工事が終っても末永くお付き合いが続くことに生きがいを感じている工務店です。

このホームページでは、お客様に安心してご依頼いただけるようお伝えしていこうと思っています。中でも、スタッフブログ・インスタグラムなど、スタッフが頑張って更新してる「等身大」の姿をぜひご覧ください。

それでは、挨拶に変えて私のお客様への想いを綴っていきたいと思います。
少々長文になりますが、お客様の家づくりの参考にもなるようにお伝えいたしますのでご覧いただければ幸いです。

決意 私を育ててくれたこの街の「今」と「未来」のために 串田雅士

人前に立つことが苦手だった幼少期

1972年3月24日。

白石家の次男として生まれた私の幼少期は、「明朗活発な子」とは真逆。
何をするにも中の中。そして苦手なことは、人の前に立つことという子どもでした。

(実は今でも、人前は苦手でとっても緊張しながら話をしています)

 

一方で、前社長である兄は明るく快活。
スポーツも得意で野球部やサッカー部でキャプテン。

時には、その兄と比較され自分に自信が持てない時もありました。

実家はすでに工務店業(白石工務店)を営んでいて祖父も父親もお客様や地域の人たちから「困った時には白石さん」と頼りにされる存在。

そんな事は知らずに、過ごしていました。

自分の良さを教えてくれた、恩師

高校生になり、陸上部に入部。
その時の顧問が佐々木先生でした。

実は、佐々木先生とは今でもお付き合いがあり、
先生のお宅リフォームさせていただいたり、工事をお考えの先生の知人・ご友人を紹介いただいたりととてもお世話になっています。

当時の陸上部は、佐々木先生が顧問になってから成績が伸び、後輩の代では初のインターハイ出場を叶えるなど、強豪校へと変わっていく時期でした。

相変わらず目立つ成績もなく、部長や副部長でもない私ですがある時に先生から

「串田がチームをうまくまとめてくれている」 と言ってくれました。

先生からしてみると何の気にない言葉だったかもしれませんが、私にとっては嬉しい一言。私は、小さい頃から争い事が嫌いで、個性的なチームの中で「調和」を取る役回り。その姿を見てもらえていた喜びと、評価されたことが自信になりました。

近くて遠い、建築の仕事

進路どうする?

高校を卒業して、選んだ道は、自動車業界でした。
工業系の専門学校を経て自動車整備士に。

ほとんど休むことなく、忙しく仕事をする工務店である家業をよそに「人とあまり関わりたくない」ということで選んだ仕事は、今思うと本気で考えていたとは言えない決断でした。

身近になった、実家の建て替え

転機になったのは、実家を建て替えることになった時です。

 

「カッコイイ!」

大工さんの仕事ぶり。何もない所から家が出来ていく様子を見て感動しました。
大工になりたい。そんな想いで2年務めたディーラーの仕事を辞め、実家で大工見習いとして働くことを決意しました。

大工の仕事は楽しかったです。家が出来上がっていく過程の中に自分がいることがやりがいにつながりました。高い所も苦手でしたが、現場を重ねていくと慣れました。10cmちょっとしかない屋根の木材に足を置き、見る景色がたまらなく好きでした。

大工として5~6年経った28歳の頃。
一通りの技術を身につけた私は、次のキャリアとして現場監督へ。
そして、自宅(マイホーム)も建てました。
出来上がったときは、とてもうれしかったです。

(今思うと、もっとこうしたら・・・と思う所はありますが)

それだけでは、果たせなかったこと

大工になるという夢を叶えた私ですが、どこかモヤモヤしたことがありました。

「このまま技術を磨くだけで良いのだろうか・・・」

 

そんな時に、祖父や父と過ごした幼少期のことを思い出しました。
「白石さんに任せておけば大丈夫」
「困った時には白石さん」
そんな風に頼りにされている姿を思い出し、
もっとお客様に頼りにされる、貢献できる仕事がしたい! そう思ったのです。

 

ほどなくして、兄の白石が代表になり数年。
「白石さんがいれば大丈夫だね!」兄はとても優秀な経営者で、
お客様だけでなく、年上の職人さんからも信頼が厚く、比例するように会社の業績も上がっていました。

 

(自分には・・・出来るのだろうか?)

「串田さんの提案で」お客様からの教え、工務店としての役割

現場監督兼営業として、リフォームを担当するようになって数年。

私に2つの転機が訪れました。

一つ目は、弊社が加盟しているLIXILリフォームショップの店長として、色々な研修に参加させて頂いた事。
二つ目は、あるお客様との出会いでした。

「雅士も店長として頑張れ」
兄からの勧めで、私は様々な研修会に出席していました。
(毎日忙しいのに研修なんか・・・)

あまり乗り気ではなかったのですが、今考えれば大きな学びがありました。

「お客様は、自分でどうしていいかわからない」提案してこそプロの営業です。

これまで技術者だった時は、お客様の具体的な要望や、図面を元に形にすることが私の役割でした。しかし、それではお客様の本当の笑顔、満足は得られない・・・というのです。

そして実践。

「串田さんの提案通りにした事で、とても快適に暮らせるようになりました」

お客様からの言葉にハッとしました。
お客様は、暮らしを良くしたいという要望はあるけれど、具体的にどんな工事をすればその願いが叶うのか、わかっていない。

白石工務店では、現在営業のことを「プランナー」と呼び、お客様にとって最適なプランをご提示することを大事な役割としています。私のこの体験がその原点になっています。
また、白石工務店では、できるだけ社員にも「学び」の機会を作ろうと思っています。大人になっても成長する、そんな文化をつくっていければと思っています。

家族工務店から地元の住宅会社へ、頼りになる仲間の存在

それからは、お客様に頼られることも増え、忙しく仕事をさせていただくことになりました。

永松、村田、飛田・・・と仲間も増え、
協力業者の皆さまと共に行う年に1度の「お客様感謝祭」には200名近くの方にお越しいただけるまでになりました。

 

忙しい・・・嬉しい反面で、私は大切なことを忘れかけていました。

自分が本当にしたいことは? 
積み上げたものに感じた喜び

「結局、串田さんはどうなりたいの?」

忙しいことに充実感を得ていた私には、グサッと突き刺さる先輩経営者からの一言でした。

専務としてスタッフを抱え、責任も増えてきた今、
周りから信頼を得るためには、この状況に甘えることではいけない。
兄も私も、次の世代のことを考えはじめる時期。
自分自身を見つめなおし、将来の自分のこと、白石工務店のことを考えるようになりました。

突然、兄からの知らせ

「次は、雅士な」

兄である前社長の白石からの言葉でした。

兄の意思は、バリアフリーの専門家としてもっとその研究を深め、より多くの困っている人を、自分だからこそ救える人を救いたいという固い決意でした。

自分が会社を継ぐ? 大丈夫か?
不安の一方で、そのために様々な準備をしてきた兄の様子を見てきましたので、
そのチャレンジを応援したい想いも強くありました。

(よし、やろう)

心は決まりました。そして、そんな不安を払拭して背中を押してくれたのが、私の家族、そしてお客様でした。

「ブログいつも楽しみにしているよ」
「継続して書き続けることはなかなかできることじゃないよ」
「人柄がわかるよ、きっと信頼してもらえるよ」

10数年前に研修で「やった方が良い」と言われしぶしぶ始め(汗)今でも続けている私のブログを読んでくれている方から応援の声をもらったのです。

この人たちのためにやろう!

これまで自分を育ててくれた地元のお客様
どんな時も前向きに励ましてくれた家族
いつも刺激になり、これからもそんな存在であり続ける兄

 

自分一人で生きてこれたわけじゃない。

誰かのために、というこの想いに辿り着いた時、私の中で吹っ切れるものがありました。

気づいた自分の本当の気持ち、商売を超えた関係。

「愛とやさしさの暮らしづくり」

白石工務店が掲げるこの言葉には、
家づくりはきっと“大切な誰かのために”という想いが込められています。

私は、代を継いでもそんな白石工務店の家づくり、
これまで、祖父・父・兄が築き上げてきたものを守っていきたいと思っています。

 

自分一人で生きてきたわけじゃない。
それはきっとお客様も同じではないでしょうか?

地域で支え合う暮らし。
売り手買い手の垣根を超えて、困ったら助け合う、そんなことができたらーーー

決意。
地元への恩返し、居心地の良い暮らしづくりをすべてのお客様へ

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

「地元への恩返し」
私が代表になるにあたっての一つのテーマです。
言葉だけが一人歩きしないよう、ここに決意の意味も込めて綴らせていただきました。

大切な誰かのために。
まずは、その想いに寄り添うのが白石工務店です。

 

兄から引き継いだバトンをしっかりと次の世代にも。
白石工務店はこれからも地元のお客様と共に歩んでまいります。

代表取締役 串田雅士

【誕生日】1972年3月24日(おひつじ座)
【血液型】O型
【出身】埼玉県幸手市
【資格・特技】
2級建築士 福祉住環境コーディネーター2級
増改築相談員
福祉用具専門相談員
【趣味・お休みの日の過ごし方】
今一番の楽しみは、大学でフットサルをしている息子の応援に行く事。
それと年中行事の富士登山、映画鑑賞(アクションのみ)、サッカー観戦(レッズ大好きです)、たまーにランニング、マラソン大会にも年3回出場しています。